「バイオマス」とは、生物を表す「bio」、量を表す「mass」を組み合わせた言葉。動物や植物などの生物から作り出されるエネルギー資源を意味します(化石燃料を除く)。バイオマス発電とは、木や生ゴミなど動植物を燃焼することによって発電する仕組みです。
サーラの木質バイオマス発電所では、東南アジアからの輸入PKS(パーム椰子殻)を主力燃料とし、奥三河や遠州地区などから排出されるチップ化した未利用材等を混焼する際に出る熱を利用して発電します。
天候に左右されず温室効果ガスの抑制にもつながるクリーンで安定した電源であることに加えて、奥三河や遠州地区などの地元と連携し、地域の森林資源の適正な保護をめざします。
サーラの木質バイオマス発電所で発電した電力は、FIT(固定価格買取制度)を活用して20年間にわたり電力を販売していきます。
BIOMASS=BIO×MASS
人と環境にやさしい「カーボンニュートラル」
木質バイオマス発電で排出されるCO2は樹木の光合成に利用され、大気中のCO2の量には影響されません。
排出されるCO2と吸収されるCO2がトータルで同じという考え方を「カーボンニュートラル」と呼びます。
バイオマス発電のメリット
MERIT01:天候に左右されない再生可能エネルギーです。
再生可能エネルギーとは、石油や石炭などの化石燃料のように枯渇することがなく、自然の力で絶えず補充され永続的に利用が出来るエネルギーのことです。その中でも、バイオマス発電は天候に左右されず安定した発電ができます。
MERIT02:温室効果ガスの抑制につながります。
木質バイオマスを燃焼することで排出されるCO2の量は、植物は成長過程における光合成で大気中のCO2を吸収するため、実質的にCO2の総量はプラスマイナスゼロとなります。
MERIT03:森林資源の適正な保護と地域の共生。
これまで使用されずに森林内に放置されていた地域の森林資源を活用することにより、森林保全・林業活性化につながります。
バイオマス発電の燃料
■ PKS(パーム椰子殻)
■ 未利用材のチップ
バイオマス発電の仕組み
仕組み